引き振袖『桜とクローバー』(『ゼクシィ掲載』)¥10Ⅿ

結婚式の時に花嫁が着る「引き振袖」というものがあります。
白無垢の上に着る色打掛とは違い、振袖の裾を引きずるものです。裾には綿を入れ二重になっていたり、歩く時は舞妓さんのように裾をつまんだりと、振袖より豪華なものになります。

この引き振袖は、工房の皆で創りました。
テーマは「桜とクローバー」。

桜というのは、日本人の心に永遠にあるものだと思います。花言葉も「優しい美人」と素晴らしく。そして、クローバーは、三枚の葉にそれぞれ意味があるのをご存知でしょうか?たまに見つかる四枚目が、「幸運」の花(葉?)言葉となります。ヨーロッパを旅すると、割とメジャーなお話なんです。

帯は、四代目洋平の母の帯を。今では決して手に入らない織と刺繍の帯です。
新しく創るのも良いですが、部分的には引き継ぐものを取り入れたいと考えました。

引き振袖 参考価格 1,000万円(税込お仕立て込)

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風に舞う桜もぼかし染めも、全てが筆の一点物です。

胸には一輪の四葉のクローバーが。これは、列席してくれた皆さまのことと思って入れています。あとは全て三つ葉。二人で四葉に変えていく、人生の旅の始まりです。

帯は母のものを。お古を使うのではなく、良いものだから古びず使えると思います。着物だからずっと着れるかというと、使い方と、ものにもよるので、大事に創りたいし、残していきたいですね。

おまけ『ゼクシィ』の誌面です☆

全身を風が駆け巡っています。これだけの量のぼかし染めが綺麗に合っているところが、日本一の技術になります。

これから四葉に変わっていくクローバーたち。ちなみに新郎の家紋はケンカタバミ。そう、クローバーなんです。

職人さんたちも、超大作に、相当疲れたと思います。

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